はじめに
前々回に記しましたが、入学後の主要な環境は早めに確認しておいた方がよいです。その効果的な手段としては、文化祭などで訪問し、直接見たり、聞いたりしておくことが考えられます。
今年は新型コロナウィルスの影響で中止となる文化祭が多そうですが、今年に限った話ではないので、受験校の検討手法として記しておきます。
4年生の頃に訪問がお勧め
4年生までは通信教育等で程よく勉強し、5年生から中学受験の塾へ入るようなイメージにて、次の考えにより、4年生の頃に文化祭の訪問をしておくことをお勧めします。
・中学受験の塾へ入る頃には、受験校をある程度具体的に想定しておきたい。
・中学受験の塾へ入ってからは、時間を作りにくい。
文化祭巡り
訪問する学校
受験校の検討については前々回に記しました。このように検討しつつ、文化祭の訪問先も考えることになります。訪問先については、次の点も参考にしてみて下さい。
・検討中のチャレンジ校、適正校、滑り止め校を訪問
・但し全ては行けない可能性があり優先順位を考慮、滑り止め校の検討は重要
・検討していない学校も訪問、例えば共学志望でも別学を1校は見ておく、公立中学も見ておく等
早い段階で検討していない学校も含めて幅広く見ておいた方が、より客観的に受験校を検討できると思います。
また文化祭のスケジュールは下記の通り、一部の学校では春に開催されますので、受験校の検討は早めに進めておくことが望ましいです。
開催時期
文化祭の開催時期等に関して、次の点に注意しておいた方がよいでしょう。
・秋に開催される学校が多いが、春に開催される学校も一部あるので、早めに開催日を調べて訪問を計画しておく。
・一部の学校は事前予約制になっていて、すぐに満員となるケースもあるため、事前予約の日程も早めに調べておく。
年に1回の機会ですので、行きそびれないよう注意しましょう。
もし行きそびれた場合は、学校説明会でも見学等のできる機会はあります。他の手段を調べてみましょう。
訪問前に確認事項を整理
訪問する前に、当日確認したい点を整理しておくことをお勧めします。例えば次のような項目について。
◻校舎と校庭の広さ
◻体育館、プール、食堂などの設備
◻通学のしやすさ
また文化祭の中で説明会や相談会などが開催されるケースも多いので、聞いておきたいことを考えておきましょう。例えば次のような項目について。
◻中学受験の勉強方法について(通っていた塾など)
◻万が一、インフルエンザになった場合に受験できるか
◻入学後の勉強について(宿題の量、先取り教育、ネイティブの先生が居るか、通塾率など)
◻クラス分け(習熟度別かなど)
◻帰国生の割合
◻部活(週何回か等)
◻学費
◻附属校の場合に、希望する学部への進みやすさ、留年率など
訪問時
文化祭の中で、学校説明会が開催されたり、受験相談室が設置されたりすることは多いため、到着したら、まずタイムスケジュール等を確認しましょう。WEBに掲載されるケースもありますので、事前確認しておくこともお勧めします。
もし説明会が無くても、先生や生徒さんに直接聞くと色々教えてもらえると思います。
生徒さんに直接、この学校の一番よいところ等を聞いてみるのもよいかと思います。学校生活が楽しそうかの感触が掴めるかもしれません。
まとめ
文化祭巡りに関する推奨事項等を改めて整理します。このような点も考慮しつつ、受験校の検討を進めてみては如何でしょうか。
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