【4年生は通信教育を選択肢に】塾へ入る前に他の選択肢も検討

2020年6月6日土曜日

自習

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【中学受験のブログ】通信教育による勉強法

はじめに

中学受験を考え始めるのは、小学3~4年生くらいからの方が多いです。ここでは4年生での取り組み方の選択肢について、記してみたいと思います。

早めに塾へ入るリスク

中学受験をする場合は、4年生から中学受験の塾に入るのが一般的です。知っている範囲でも、中学受験の大手塾へ5年生以降に入る子は少ないです。


しかし、4年生から中学受験の塾に入ると、次のようなリスクが懸念されます。個人差はありますが。

1.途中でモチベーションダウン
小学生が3年間も中学受験の塾でモチベーションをキープできるのか、また途中で伸びしろがなくなってしまわないか、という心配があります

2.途中で止めにくい
中学受験に適していない可能性が残っている場合、いきなり中学受験の塾へ入ってしまうと、中学受験しない道へ戻るのが難しくなるかもしれません。中学受験を途中で止めるケースは珍しくありませんが、やはり子供も親もがっかりするなどデメリットは大きいです。

3.受け身になりやすい
始めから塾に頼ると受け身になりやすく、自分で考えて勉強する習慣がつきにくくなる可能性があります。

まずは通信教育から

期待される効果

4年生においては、次のような効果を期待して、通信教育から始める選択肢が考えられます。
基本的に中学受験の塾は、5年生で一通りのことを勉強し、6年生で復習しますので、5年生から通えば十分です。
また4年生のうちは時間に拘束されず、運動もバランスよく取り組んでおきたいものです。将来のことを考えると、体力をつけておくことも大切ですので。

1.モチベーションキープ
中学受験の塾へ通う期間を短めにした方が、飽きてしまう心配が少ないです。子供が集中できる期間には限度がありますので。
また期間が短めの方が伸びしろを保ちやすく、成績UPによるモチベーションキープの効果が期待できます。クラスが下がっていく方向は厳しいです。

2.中学受験への適正を見極める
通信教育を受けながら、塾の公開模試を受けて学力を客観的に把握し、5年生からどうするかを改めて考えることができます。
通信教育であれば、5年生で中学受験の塾へ入ることも可能ですし、そのまま通信教育を続けることも可能です。
一方で中学受験の塾へ入ってから止めるのは大きな決断になってしまいますので、4年生時点では通信教育の方が無難と考えられます

3.自分で勉強する習慣を身につけられる
先生が居ないので、必然的に自分で考えて取り組む必要を生じます。
将来に向けて身につけておきたい自調自考のスキルについては、眼を摘まないようにしておきたいので、4年生の時点では、自分で考えて取り組む環境においた方がよいでしょう。

通信教育の主な選択肢

中学受験の通信教育で有名なのは 、Z会と進研ゼミです。Z会、進研ゼミともに長所があり、考え方しだいということで。

・Z会
Z会の中学受験コースは難易度が高く、難問にチャレンジしたい子、集中して取り組める子にはお勧めです。
また中学受験コースの場合はWEBがメイン(最新の状況は確認を)となるため、WEB講座との相性については注意しておく必要があると思います。



・進研ゼミ
進研ゼミの中学受験講座も難問にチャレンジできます。
Z会と比べるとやや易しい内容のようではありますが、そのせいで偏差値の高い学校へ行くのが難しくなった、というほど簡単な内容ではないと思います。
また、お楽しみの付録が付いています。楽しむ要素とのバランスがよく、程よい受験に向けては、こちらの方がややお勧めです。

 

注意点

4年生から中学受験の塾へ入る理由の1つに、満員になってしまうリスクを考えるケースもあると思います。確かに一部の校舎が満員となるケースは有るようですので、絶対に入りたい塾が有り、満員となる可能性がある場合は、4年生から入った方が無難でしょう。
一方で、程よい受験を目指す場合は、この塾以外はNGとは考えませんので、過剰な心配は要らないと思います。

まとめ

次の理由により、4年生の勉強方法は通信教育とする選択肢が考えられます。

1.モチベーションキープ
2.中学受験への適正を見極める
3.自分で勉強する習慣を身につけられる

よろしければ参考にしてみて下さい。

また予算を抑える必要がある場合は、通信教育の代わりに、予習シリーズなどを購入して自習する方法も考えられます。この場合も、塾の公開模試(無料のものも多い)で学力を把握するようにしましょう。

その他、6年生から中学受験の塾に入る方法もありますが、1年間の負荷が高くなるのと、新型コロナのような問題を生じた場合に挽回する時間が少なくなり、やはりリスクは高いと思います。


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自己紹介

中学受験に関する選択肢を提供して、少しでも検討のお役に立てればと思い 、ブログを開設することにしました。 子供の受験に関しては、父親の自分に中学受験の経験が無かったこともあり、色々と模索しました。

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